初めまして、本サイトを監修しております米司綾逸です。
北海道の十勝で40年、40ha規模の農業を営んできました。
現在はカンボジアで、農業経営を始めたい方々のお手伝いをしております。
本サイトは、高度成長期を迎える東南アジアで農業を始めたいと考える方向けの情報サイトです。
このサイトにたどり着いた方は新規就農や農業ビジネス参入に興味がありつつも、
「ちゃんと経済的に成り立たせることができるだろうか」
「成り立つまでにはどれくらいかかるだろう」
「どこで就農すればチャンスがあるのかわからない」
といった疑問や不安をお持ちなのではないでしょうか。
そうして様々な選択肢を検討する中で、新興国での農業にも関心を持たれたのかと思います。
あるいは国際支援に関心があり、新興国の主産業である農業について深く知りたいとお考えなのかもしれませんね。
本サイトでは、農業に関心を持ち始めた方々の、最初の一歩を支援します。
私は北海道時代、生産のみならず選果、流通も手がけ、農業機械の特許も取得しています。
農業は裾野の大きい仕事です。
幅広くビジネスチャンスがあり、逆に言えばその全てを事前に知ることはできません。
かと言って漠然と「生業として成り立たせられるか?」と悶々としていても何も始まりません。
そのようなもやもやした状態になってしまうのは、おそらく何を知ればいいのかすら最初はわからない、ということもあるのだと思います。
農業経営に挑戦するにあたり考えるべきことは、例えばこういうことです。
- 農地の確保はどうするのか?
- 資金はどの程度必要なのか?
- 技術はどうやって習得していくのか?
- 助け合える仲間とどうやって繋がるのか?
これらの問に対する答えは、農業を始めようとする地域のありようによって千差万別です。
東南アジアには東南アジアなりの利点があり困難があります。
本サイトでは農業を始めるにあたり必要なリアルな情報を、新興国の現場からお届けします。
その中で、大きな可能性を秘めた新興国の農業にも関心を持っていただければと思います。
長年農業に携わり、経営してきたからこそわかる、新興国でも変わらない農業の本質というものがあります。
私の住むカンボジアは人口1,400万人の小国ですが、近年は年間7%前後の経済成長を続けています。
先に大きな発展を遂げた地続きのタイ、ベトナムも市場となり得る面白いポジションにあります。
またカンボジア・ペッパーは世界的なブランドです。
他業種から転職・される方の課題の1つは技術習得となりますが、技術的・経営的にきちんと立ち上がるまで、カンボジアの労働力や生活コストの安さは大きな助けとなるでしょう。
また農業ビジネスはその裾野の大きさゆえ、社会的インパクトもまた大きいものがあります。
カンボジアでも農村の貧困はいまだリアルな問題です。
農業や周辺の産業は多くの人びとに雇用を与えるという、非常に重要な役割を負っています。
農業ビジネスの成功は、様々な社会問題を解決し、よりよい社会を実現する可能性とも直結しているのです。
東南アジアは大きな可能性を秘めている一方、様々な点で日本の常識が通用しないリスクもあります。
カンボジアでも、生産・流通の双方においてインフラや合理化が行き届いていないことも事実です。
しかしそれだけに新興国の農業には伸びしろがあります。
拡大する市場はもちろん、生産も流通も大幅にレベルアップする余地があるのです。
新興国の持つ可能性を花開かせるには、現地の状況を知り、現地の人びとと調和することが必要です。
日本式を上から目線で指図したところで、何もうまくはいきません。
現地の人は外の人間にはわからない、土地に合った様々な技術を持っています。
現地の人に耳を傾け、日本人の経営感覚と栽培技術をその国の実情に合わせ、互いに学びあう中で活かしてゆく。
そのためには彼らの栽培技術、その背景となる生活のあり方、さらには世界観に至るまで理解に努めなくてはなりません。
その意味ではNGOなどが自前で営農する視点を持てれば、変わるものがあるのかなとも思います。
大きな飛躍を遂げる新興国での農業は夢のある1つの選択肢だと思います。
私が携わっているのはカンボジアですが、カンボジアでやれれば周辺諸国でもやれる自信がつくと思います。
土地によって条件は違えど、何を検討すべきかの視点が身につくからです。
カンボジア、あるいは東南アジアの周辺諸国でも、適切に日本人が関わることで農業ビジネスが大きな成功を収めることは可能だと確信しています。
これから農業に関わろうとする方におすすめしたいのは、現場にまず出向いてみることです。
そして現地の人や長年住む人にいろんな話を聞いてみる。
そこから実際に見えるものから具体化し、小さく実践していくことです。
本サイトの情報でイメージができましたら、ぜひ現地にお越しください。
農業という新たな道を進もうとされる皆さんに、本サイトが役立つことを祈っております。
YONEJI FARM 米司綾逸